初めての方でもVPC間接続/VPN接続を簡単に体験できる無料ハンズオン(日本語)を紹介します
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
みんな、温泉入ってますかー? (挨拶
こんな方にオススメ
こちらのハンズオンを体験した方で、ネットワーク間の接続方法についてさらに詳しく知りたい方にお勧めします。 このハンズオンを体験すると、VPC間の接続、VPCとオンプレミスとの接続について実施できるようになります。
ハンズオンの概要
利用するサービス
- VPC Peering : VPC間を接続するサービスです
- Site-to-Site VPN : VPCとオンプレミスをVPNを利用し閉域接続するためのサービスです
- Virtual Private Gateway (VGW) : 閉域接続の際、VPC側に設置するゲートウェイです
- Customer Gateway (CGW) : 閉域接続の際、オンプレミス側に設置するゲートウェイです
- Cloud9 : AWS上で利用できるIDEです。今回は疎通確認のコマンド実行に利用します。
概要
説明とハンズオンを、下記のステップを踏みながら進めていきます。 それぞれ8分〜16分のビデオにまとめられてますので、空き時間を使って少しずつ進めることもできます。
- 前提知識の確認、前回のハンズオンの振り返り、本ハンズオンで構築する構成の紹介
- Amazon VPC間を接続する背景/目的及び接続方法の紹介、VPCピアリング接続ハンズオンの概要
- Amazon VPCとVPCピアリング接続の作成
- VPCピアリング接続の疎通確認
- Amazon VPCとオンプレミスを接続する背景/目的及び接続方法の紹介、AWS Site-to-Site VPNハンズオンの概要
- Amazon VPCと仮想ルータの作成
- AWS Site-to-Site VPNの作成と仮想ルータの設定
- ルート伝搬の設定とAWS Site-to-Site VPNの疎通確認
- 本コースのまとめ、リソースの削除
ビデオで詳細な手順が紹介されますので、初めての方でも簡単にAWSを学べます。
所要時間
2時間程度で完了します
ハンズオン開始方法
最初に登録ページにアクセスします。すると、次のようなページが表示されます。
ここで必要事項を入力します。(この項目は他のセミナー等でも頻繁に入力しますので、コピペできるようにしておくと便利です) そして登録すると、次のようなページが表示されます。
スクロールすると、各ステップごとに動画が準備されています。動画を見ながら進めていきます。
進め方
各ステップごとに動画を見ながら進めます。 ハンズオンは、実際の手順を動画で示してくれますので、その通りに進めれば初めての方でも安心してハンズオンができます。 また、最後にリソースの削除手順も丁寧に説明があるので、AWS利用料金もほんのわずかですみます。
受講のTIPS
動画再生速度
動作再生速度を0.5倍〜2倍の範囲で切り替えられます。 ハンズオンの時は少しスピードを落とすと、安心して進められます。
画面
サブディスプレイをお持ちであれば、ハンズオンページとアカウント登録ページ/AWSコンソールを別のディスプレイで表示すると進めやすいです。 お持ちでない場合は、次のようにハンズオンページを左に寄せて、右側にアカウント登録ページ/AWSコンソールを表示させる方法がオススメです。 (ページによっては幅が狭すぎる場合があります。その時だけ全画面表示にしてみましょう。)
コンソールの仕様変更
マネージメントコンソールは日々改善されているので、動画撮影時から仕様変更されている場合があります。 そのような際は慌てず、動画を一時停止して、その項目を探してみましょう。
資料
動画の説明で使用した資料は、ハンズオンページからダウンロードできます。 ハンズオン後に見直すとさらに理解が深まります。
まとめ
今回ご紹介した内容は、VPCの環境を拡張する基本となるサービスです。 AWS上でサービスを展開するにつれ、VPC間の接続が必要なケースが出てきます。そのような場合にはPeeringを活用できます。
AWSとオンプレミスを閉域網で接続するケースも要望が多い内容です。Site-to-Site VPNはインターネット回線を利用するので、比較的簡単に導入できます。専用線を利用するDirect Connectはこのハンズオンでは体験できませんが、VGW/CGWはDirect Connect接続でも利用しますので、この機会に使ってみることをお勧めします。
このハンズオンは、これまでネットワーク環境構築の経験のない方でも、簡単に始められますので、ぜひお試しください。